季節家電

加湿器の電気代はいくら?スチーム・ハイブリッド・気化を1時間と1か月で比較

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冬の乾燥がつらくて加湿器を買いたいけれど、「毎日つけたら電気代が上がりそう」と迷うのは自然なことです。加湿器の電気代は、加湿の方式でほぼ決まります。メーカー公式の消費電力と電気代の目安を同じ物差しで並べ、1時間と1か月でいくらになるか、どの方式が自分に合うかをまとめました。

この記事で紹介する3商品

  1. 1象印 EE-RU35-WA
  2. 2ダイニチ HD-RXT725(W)
  3. 3パナソニック FE-KX07C-W

選んだ基準:当サイトの比較記事で、メーカー公式の仕様を確かめた商品の中から、この記事の場面に合うものを選んでいます。

先に結論:状況別のおすすめ

電気代をいちばん抑えて、毎日長くつけたいなら、ヒーターを使わない気化式のパナソニック FE-KX07C-Wが候補になる。普段は電気代を抑えつつ、乾燥がひどい日はしっかり加湿したいなら、ecoモードのあるハイブリッド式のダイニチ HD-RXT725(W)が向いている。電気代より手入れのしやすさを優先し、6畳前後の部屋で使うなら、フィルターのないスチーム式の象印 EE-RU35-WAを検討したい。

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目次
  1. 先に答え:加湿器の電気代は、ヒーターを使うかどうかで大きく変わる
  2. 電気代の計算のしかた
  3. スチーム式の電気代が大きいのは、水を沸かすから
  4. 気化式は、電気代がいちばん小さい
  5. ハイブリッド式は、運転モードで電気代が変わる
  6. 超音波式は、消費電力が小さい
  7. 紹介した商品
  8. 気をつけたい点と、備えるためにできること
  9. 今日からできること

先に答え:加湿器の電気代は、ヒーターを使うかどうかで大きく変わる

メーカー公式の数字で並べると、水を沸かすスチーム式は1時間約9.5円、ヒーターを使わない気化式は1時間約0.4円と、20倍以上の差がある。ハイブリッド式は、その間を運転モードで行き来する。

方式 例にした商品 消費電力 1時間の電気代 1か月の目安(1日8時間×30日)
スチーム式 象印 EE-RU35-WA 加湿時 305W 約9.5円 約2,270円
ハイブリッド式(温風気化式) ダイニチ HD-RXT725(W) ecoモード 18/20W・標準 最大290W eco 約0.6円・標準 最大 約9.0円 eco 約130〜150円・標準 最大 約2,160円
気化式(ヒーターなし) パナソニック FE-KX07C-W 強 14W 強 約0.44円 強 約106円
加湿空気清浄機(気化式) シャープ KC-S50-W 加湿空気清浄 強 20W 強 約0.62円 強 約150円
超音波式(USB充電) ドウシシャ KWA-054B 充電時 2.5W 1時間の充電で約0.08円 ―

※1kWhあたり31円(税込)で計算。パナソニックとシャープの1時間の電気代、パナソニックの1か月の電気代はメーカーの表示。そのほかは、メーカー公式の消費電力から当サイトが計算した。ダイニチの標準運転は最大消費電力で計算した上限の目安。ダイニチの「18/20W」は50Hz/60Hzの違い。

電気代をいちばん抑えたいなら気化式、手入れのしやすさを優先して電気代は許容できるならスチーム式、その間を取りたいならハイブリッド式、と考えると選びやすい。

電気代の計算のしかた

電気代は次の式で計算できる。

電気代(円)=消費電力(W)÷1000×使った時間(時間)×電力料金の単価(円/kWh)

単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会(家電公取協)の「電力料金の目安単価」31円/kWh(税込、令和4年7月22日改定)を使った。メーカーの「1時間あたり約〇円」の表示も、多くがこの単価で計算されている。

たとえばスチーム式の象印 EE-RU35-WAは、加湿時の消費電力が305Wなので、305÷1000×1時間×31円=約9.5円になる。1日8時間を30日使うと、約2,270円だ。

実際の単価は、契約している電力会社や料金プランで違う。請求書に書かれた単価が分かれば、式の31を置き換えるだけで計算し直せる。

スチーム式の電気代が大きいのは、水を沸かすから

スチーム式は、ヒーターで水を沸騰させ、その蒸気で加湿する。象印のEE-RU35-WAの仕様では、消費電力は湯沸かし立ち上げ時985W、加湿時305Wだ。沸かすための電気がかかるぶん、ほかの方式より電気代は大きくなる。

そのかわり、フィルターがなく、広口の容器を拭いてクエン酸洗浄モードを回す手入れで済む。電気代と引き換えに、手入れの手間を小さくする方式だ。

気化式は、電気代がいちばん小さい

気化式は、水を含ませたフィルターに風を当てて、水を蒸発させて加湿する。ヒーターを使わないので、動かすのはファンだけだ。パナソニックのFE-KX07C-Wは、強運転の消費電力が14W、静か運転なら4Wで、メーカー表示の1か月の電気代は強で約106円、静か運転で約32円(1日8時間×30日)とされている。

加湿空気清浄機の多くも、この気化式だ。シャープのKC-S50-Wは加湿方式が気化方式で、加湿空気清浄の強運転でも1時間約0.62円とされている。加湿器と加湿空気清浄機のどちらにするか迷う時は、加湿器と加湿空気清浄機の違いと3台の比較で選び方をまとめている。

ハイブリッド式は、運転モードで電気代が変わる

ハイブリッド式(温風気化式)は、気化式に温風を足して加湿の力を補う方式だ。ダイニチのHD-RXT725(W)の仕様では、最大消費電力はecoモードで18/20W(50/60Hz)、標準運転で290Wとされている。

湿度が足りている時は温風を使わずに加湿するecoモードなら、気化式に近い電気代で使える。一気に加湿したい時は標準運転にすると、ヒーターのぶん電気代が上がる。上の表の「標準 最大 約2,160円」は、最大消費電力で8時間ずっと動いた場合の上限の目安だ。

超音波式は、消費電力が小さい

超音波式は、水を振動で細かい粒にして飛ばす方式だ。ドウシシャのKWA-054Bは、USBから充電して使う卓上の超音波式で、充電時の消費電力は2.5Wとされている。加湿量は1時間あたり50mLと小さいので、部屋全体ではなく、机の上など身のまわりをうるおす使い方に向く。机に置く加湿器は卓上加湿器おすすめ3台の比較でまとめている。

紹介した商品

1

象印 EE-RU35-WA

象印 EE-RU35-WA

象印 EE-RU35-WAは、フィルターのないスチーム式の加湿器だ。メーカー公式の仕様では、容量2.2L、定格加湿能力350mL/h、連続加湿時間は強で約6時間・弱で約27時間、適用床面積の目安は木造和室〜6畳・プレハブ洋室〜10畳。消費電力は加湿時305Wで、1時間の電気代は約9.5円になる。電気代より、手入れの手間の小ささを優先したい人に向く。

2

ダイニチ HD-RXT725(W)

ダイニチ HD-RXT725(W)

ダイニチ HD-RXT725(W)は、ハイブリッド式(温風気化式)の加湿器だ。メーカー公式の仕様では、最大消費電力はecoモード18/20W(50/60Hz)、標準運転290W、適用床面積は木造12畳・プレハブ19畳。使い捨ての「カンタン取替えトレイカバー」で、トレイを洗う手間も減らせる。普段はecoモードで電気代を抑え、乾燥がひどい日は標準運転で加湿したい人に合う。

3

パナソニック FE-KX07C-W

パナソニック FE-KX07C-Wは、ヒーターを使わない気化式の加湿機だ。メーカー公式の仕様では、消費電力は強14W・静か4W、1か月の電気代は強で約106円・静か運転で約32円(1日8時間×30日)。定格加湿能力は強で700mL/h、適用床面積は木造和室12畳・プレハブ洋室19畳。加湿フィルターは月1回ほどの押し洗いがいるが、毎日長くつける人ほど電気代の差が効いてくる。

3台を含む、手入れのしやすさで選ぶ比べ方はお手入れ簡単な加湿器4台の比較にある。

気をつけたい点と、備えるためにできること

電気代は「使う時間」で決まる。 1時間あたりの差は小さく見えても、1日8時間・毎日使うと1か月で大きく開く。寝ている間や在宅ワーク中など、長くつける使い方なら、消費電力の小さい方式を選ぶと備えになる。

スチーム式は、沸騰までの電気と音を見込む。 湯沸かし立ち上げ時は985Wと大きく、沸騰中は湯沸かしの音もする。寝室で使うなら、寝る前に運転を始めて沸騰を先に済ませておくとよい。

加湿しすぎると、電気も結露も増える。 部屋の湿度は50〜60%が目安とされている。温湿度計で数字を見て、上がりすぎたら運転を弱めると、電気代の節約にもなる。湿度の目安と測り方は冬の部屋の湿度は何%がいい?でまとめている。

今日からできること

  • 電気の請求書で、自分の契約の1kWhあたりの単価を確かめる
  • 加湿器を1日に何時間つけるかを決め、上の式で1か月の電気代を出してみる
  • 長くつけるなら気化式かハイブリッド式、手入れ優先ならスチーム式、と方式を1つに絞る

※電気代は1kWhあたり31円で計算した目安で、実際の金額は契約や使い方で変わる。商品の仕様は調査時点(2026年10月26日)の情報で、販売店や時期によって変わることがある。

参考にした資料:象印「EE-RU35・50」 https://www.zojirushi.co.jp/syohin/life/humidifier/ee-ru/ 、パナソニック「FE-KX07C 仕様・詳細情報」 https://panasonic.jp/kashitsu/products/FE-KX07C/spec.html 、シャープ「KC-S50 仕様」 https://jp.sharp/kuusei/products/kcs50/spec/ 、ドウシシャ「Korobaan ポータブルスリム KWA-054B」 https://www.e-doshisha.com/lineup/humidifier_kwa-054b.html 、全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」Q7 https://www.eftc.or.jp/qa/ (いずれも2026年10月26日確認)、ダイニチ「RXT・RXC TYPE【2025年モデル】」 https://www.dainichi-net.co.jp/products/humidifier/lineup/rxt2025/ (当サイトの比較記事で確認した仕様。2026年10月26日は公式ページが混み合って開けなかったため、同日の検索結果に出た公式ページの記載と照合)。

迷ったら、合いそうな1台の商品ページで確かめましょう

上の「先に結論」で自分の状況に近いものを選び、商品ページでサイズ・対応する条件・付属品を確かめてから決めると、届いてからの「思っていたのと違う」を減らせます。価格と在庫は、それぞれの商品ページに出ています。

  1. 1象印 EE-RU35-WA

  2. 2ダイニチ HD-RXT725(W)

  3. 3パナソニック FE-KX07C-W

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