壁のコンセントと電源タップから垂れるコード

デスク下・テレビ裏のケーブル収納ボックスを、置き方から比べる

Amazonのアソシエイトとして、暮らしノートは適格販売により収入を得ています。本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。

こんな場面で困っていないか

在宅ワーク用のデスクの下や、テレビ台の裏側。電源タップから伸びたコードが何本も絡み合い、掃除機をかけるたびにホコリが積もっているのが目に入る。見た目が気になるだけでなく、電源タップのプラグ部分にホコリがたまると、トラッキング現象という漏電・発火のリスクにもつながるとされ、そろそろ何とかしたいと思い始める。そういうタイミングで検索に上がってくるのが「ケーブル収納ボックス」だ。

ただ、調べると素材も形もかなり幅がある。プラスチック製の蓋つきボックス、木製のかぶせるタイプ、キャスターで動かせるラック、デスクの天板裏に取り付けるラックまで並んでいる。今回は、メーカーや販売ページで確認できた仕様をもとに、電源タップやルーターの配線隠しに使えるケーブル収納ボックス・ラックを、置き方の違いに注目して4つ比べる。

机の脚元にある観葉植物と針金のかご

この記事が向いていない人

大型の据え置きゲーム機やAV機器を複数まとめて収納し、放熱をしっかり確保したい人は、この記事で紹介するようなフタ付きのボックスだけで判断しないほうがいい。ケーブル収納ボックスはあくまで電源タップや小型ルーターの配線を隠すための製品で、発熱の大きい機器を長時間詰め込む用途には向いていないです。また、すでにデスク周りをオープンラックで統一していて、配線もあえて見せるインテリアにしたい人にとっては、隠す方向の製品はそもそも選択肢に入らない。

選ぶときに見るべき基準

収納できる機器のサイズと個数。電源タップだけを隠したいのか、ルーターやモデムまで一緒に収めたいのかで、必要な内寸はまったく変わってくる。ルーターまで入れたい場合は、幅と奥行きの両方をカタログで確認しておいたほうがいい。

素材と安全性への配慮。プラスチック製は軽くて扱いやすい半面、難燃性能の表示があるかどうかで安心感が変わる。木製や金属製は見た目に高級感が出るが、その分重くなりやすい。金属製は、メーカーがルーターなど無線機器の収納を勧めていない場合もあるため、注意書きの確認が欠かせない。

置き方と設置のしやすさ。床に置くのか、壁際にかぶせるのか、デスクの天板裏に木ネジで取り付けるのか。完成品で届くか、組み立てが必要か。キャスターで動かせるのか、背面が開いていてかぶせるだけなのかによって、日常的にコンセントの抜き差しをする頻度が高い人ほど使い勝手の差を感じやすい。

比較表

商品名 置き方 素材 サイズ(公式表記) 主な収納対象
エレコム ケーブル収納ボックス EKC-BOX001WH 電源タップを収めるボックス 難燃性プラスチック(UL94 V-0) 約40×16×14cm 6個口電源タップ
サンワダイレクト 200-CB044WM 壁際にかぶせて置く 木製(MDF)+プリント紙化粧合板 約W40×D18×H33cm 電源タップ・ルーター。天板に2個口コンセント付き
山崎実業 tower キャスター付きケーブル収納ラック 5403 床置き(キャスター付き) スチール 約15×40×34.5cm(キャスター含む。公式の内寸は幅14.5×奥行39.5×高さ30.5cm) 電源タップ・モデム・ケーブル類(メーカーはWi-Fiルーターや中継器を収納しないよう注意書き)
山崎実業 tower デスク下天板ケーブルラック ロング 4478 デスクの天板裏に木ネジで取り付け(床置きも可。MDF・パーティクルボードの天板は不可) スチール(粉体塗装) 約W63.5×D12×H17cm(内寸は収納部で約W57.8×D11.5×H16.8cm) 電源タップ・ACアダプター・HDD

※仕様は販売店や時期によって変更される可能性がある。購入前に販売ページで最新の内容を確認してほしい。

商品ごとの解説

エレコム EKC-BOX001WHは、電源タップまわりだけをシンプルに隠したい人向けの入門的な位置づけの商品だ。難燃性能「UL94 V-0」のプラスチックを使っていて、底面には通気穴もある。レビューでは「蓋が軽くて開閉しやすい」「底の通気の良さが安心できる」という声が見られる一方、「実物がホワイトというよりクリーム色に近かった」という色味の指摘や、「ケーブルをきれいに収めないと蓋が浮いてしまう」という不満も出ていた。メーカーの記載は、タップ本体が360mm以下の6個口電源タップに対応するというもので、ルーターまで入るかは分からない。電源タップ単体を隠したい人向けの商品だ。

Amazonで見る

サンワダイレクト 200-CB044WMは、背面がフルオープンで、壁際にかぶせるだけで設置できる木製のボックスだ。メーカーの説明では、ケーブルや電源タップ、Wi-Fiルーターを収納でき、天板には2個口のコンセント(定格15A・100V、1500Wまで、コード長約1.8m)が付いている。天板の位置は2か所で調整でき、収納する機器に合わせて内部の高さを変えられる。背面には巾木よけの加工があり、壁にぴったり寄せやすい構造だ。木製のため、Wi-Fi機器を収納しても電波障害が少ないとメーカーは説明している。総耐荷重は2kgで、置く機器の合計重量がそれを超えないか確認したい。お客様組立式(ノックダウン式)になる。組み立てを済ませたうえで、隠したい機器を壁際にまとめて置きたい人向けの商品だ。なお、今回はこの商品について、参考にできるレビューの文面を確認できなかった。

Amazonで見る

山崎実業 tower キャスター付きケーブル収納ラック 5403は、スチール製で中段棚付きのラックだ。底面には穴があり、熱がこもりにくい構造とメーカーは説明している。キャスターがついているため、掃除のときにデスクごと引き出さずにラック側だけ動かせる。レビューでは「重厚感のある金属製で頑丈」「見た目が完全に家具になり生活感が出ない」という声がある一方、本体重量が4kgを超えるため「フタが重い」という声や、内寸幅14.5cmという制約から「大きめのWi-Fiルーターが入らなかった」という失敗例も見られた。メーカーの注意書きには、無線LANルーターやWi-Fiルーター、中継器は電波レベルが下がる場合があるため収納しないこと、と書かれている。さらに、モデムやコード類と電源タップは、必ず中段棚と本体底面に分けて収納すること(発火や火事の原因になるため)とも書かれていて、耐荷重は中段棚が約2kg、本体底面が約5kgとされている。配線量が多く、見た目にもしっかりしたものを選びたい人向けの商品だ。

Amazonで見る

山崎実業 tower デスク下天板ケーブルラック ロング 4478は、デスクの天板裏に付属の木ネジ4本で取り付け、電源タップやACアダプター、HDDを浮かせて収納するラックだ。カバー付きで、カバーは簡単に着脱でき、背面からケーブルを出せる。底面には穴があり、熱がこもりにくい構造だとメーカーは説明している。床に置いて使うこともできる。取り付けの条件は公式に明記されていて、幅63.5×奥行12cmの範囲に柱や脚が干渉せず、厚さ約2cm以上の木製・積層合板製の天板の裏であること。メーカーは、MDF・パーティクルボード・2cm未満の薄い木の天板・鉄・コンクリートなどには使わないよう注意していて、木ネジで約3mmの穴があくことも書かれている。耐荷重は約5kgだ。床の上に何も置きたくない人や、掃除のときに足元を空けたい人に向いている。一般的なデスクにはMDFやパーティクルボードの天板も多いため、天板の素材と厚みは購入前に必ず確認したい。なお、今回はこの商品についても、参考にできるレビューの文面を確認できなかった。

Amazonで見る

レビューで見られた不満と、その対処

エレコムでは「ケーブルをきれいに収めないと蓋が浮く」という不満が出ていて、山崎実業のtower 5403でも「フタが重い」という声があった。電源タップ本体とプラグ、延長コードの余った部分まで一緒に押し込もうとすると、どの製品でも容量オーバーになりやすい点は共通した注意点だ。対処としては、購入前に自分が収納したいケーブル・タップ・機器を実際に並べてみて、おおよその体積を把握しておくと失敗が減る。余ったコードは製品とは別に、結束バンドなどでまとめてから収納すると、同じサイズのボックスでも余裕を持って収まりやすくなる。

もうひとつ、山崎実業のtower 5403のレビューでは「大きめのWi-Fiルーターが入らなかった」という失敗が見られた。カタログの内寸表記を見落とすと起こりやすい。しかも山崎実業のtowerシリーズは、メーカーがルーター類の収納を勧めていない。ルーターまで隠したい場合は、木製でルーター収納をうたっている商品を軸に考えたほうがいい。購入前に、収納したい機器の幅・奥行き・高さを実測してから、各商品の内寸と照らし合わせておくと安心だ。

天板裏に取り付けるタイプと、天板にコンセントが付いたタイプには、それぞれ条件がある。天板裏に取り付けるなら、自分のデスクの天板が厚さ約2cm以上の木製・積層合板製で、MDFやパーティクルボードではないかを確認する。コンセント付きなら、つなぐ機器の合計が定格の1500Wを超えないようにする。

状況別のおすすめ

電源タップ単体だけを手軽に隠したいならエレコムのEKC-BOX001WHが入り口として選びやすい。電源タップと小型ルーターを壁際にまとめて隠しつつ、天板のコンセントも使いたいならサンワダイレクトの200-CB044WMが候補になる。配線量が多く、掃除のたびに動かせる利便性や見た目のしっかり感を重視するなら山崎実業のtower 5403が向いている。デスクの足元を空けたいなら、天板の素材(MDF・パーティクルボードは不可)と厚みを確認したうえで山崎実業のデスク下天板ケーブルラック ロングを検討する価値がある。

買ったあと、最初にやること

届いたら、収納する予定の電源タップとケーブル類をボックスへ仮置きして、余裕を持って蓋や扉が閉まるか確認する。次に、設置場所のコンセント位置とボックスのケーブル取り出し口の向きが合っているかを確認する。合っていない場合は、設置の向きを変えるか、ボックス自体の位置をずらして調整したほうがいい。天板裏に取り付けるタイプは、取り付け位置を決めてから木ネジを締める。キャスターや脚がある製品は、床材を傷つけないか数日は様子を見ておきましょう。問題がなければ、余ったコードを結束バンドでまとめてから収納し、半年に一度程度、内部にホコリがたまっていないか確認する習慣をつけると、見た目のすっきりした状態を長く保ちやすい。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です