季節家電

オイルヒーターの電気代はいくら?向く部屋とデロンギなど3台を比較

Amazonのアソシエイトとして、暮らしノートは適格販売により収入を得ています。本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。

風が出ず、空気が乾きにくいオイルヒーターに惹かれる一方で、「電気代が高いと聞くけれど、実際はいくら?」と気になって決めきれない方は多いです。メーカーが公表している1時間の電気代と、部屋の断熱による暖まり方の違いを確かめて、デロンギとアイリスオーヤマの3台を比べました。

この記事で比べる3商品

  1. 1デロンギ RHJ10F0812-SG
  2. 2デロンギ ヴェルティカルド RHJ21F1015-LG
  3. 3アイリスオーヤマ IWH2-1208M-W

選んだ基準:Amazonで購入でき、メーカー公式に仕様が載っている商品から、比べる軸ごとに性格の違うものを選んでいます。

先に結論:状況別のおすすめ

6畳前後の寝室や個室を、タイマーでじんわり暖めたいならデロンギ RHJ10F0812-SGが候補になる。広めの部屋や冷え込みやすい部屋で、出力に余裕がほしいなら1500Wのデロンギ ヴェルティカルド RHJ21F1015-LGが向いている。軽くて動かしやすく、室温を見て出力を切り替えるエコモードがほしいならアイリスオーヤマ IWH2-1208M-Wを検討したい。

商品名のリンクを押すと、Amazonの商品ページが開きます。楽天市場の商品ページは、下の各商品の紹介と記事の最後にあります。

目次
  1. 先に答え:1200Wの機種は1時間 約16〜37円、1500Wの機種は約19〜47円
  2. こんな場面で困っていないか
  3. この記事で比べる範囲と、ほかのタイプが合う人
  4. 選ぶときに見るべき基準
  5. 比較表
  6. 商品ごとの解説
  7. 向く部屋:断熱のよさで、暖められる広さが倍ほど変わる
  8. 1か月の電気代の目安を計算する
  9. 気をつけたい点と、備えるためにできること
  10. 買ったあと、最初にやること

先に答え:1200Wの機種は1時間 約16〜37円、1500Wの機種は約19〜47円

デロンギは、オイルヒーターの1時間あたりの電気代の目安を、1kWhあたり31円で次のように案内している。

  • 1200Wタイプ:最大 約37円、中 約22円、弱 約16円
  • 1500Wタイプ:最大 約47円、中 約28円、弱 約19円

ただし、これは電気が入り続けた時の数字だ。デロンギは、サーモスタットが室温を見て電源のON/OFFを自動で繰り返し、OFFの間は電気代がかからないと説明している。部屋が暖まってからの電気代は、断熱がよく、設定温度に早く届く部屋ほど小さくなる。

こんな場面で困っていないか

エアコンの風が苦手で、のどや肌の乾燥も気になる。寝室や子ども部屋を、音を立てずにじんわり暖めたい。そう思ってオイルヒーターを調べると、「電気代が高い」という話も目に入って迷ってしまう。こうした迷いは、初めてオイルヒーターを選ぶ人によく聞かれる。

この記事で比べる範囲と、ほかのタイプが合う人

この記事は、寝室・個室を時間をかけて暖めるオイルヒーターを比べる。机に向かう間の足元だけを暖めたいなら、消費電力の小さい足元パネルヒーターや電気毛布のほうが電気代を抑えやすい。暖房器具ごとの電気代の比べ方は、電気毛布・足元ヒーター・ホットカーペットの電気代でもまとめている。

選ぶときに見るべき基準

消費電力の段階。 3台とも3段階で切り替えられる。弱の段階のワット数が小さいほど、暖まった後の電気代を抑えやすい。

タイマー。 起きる前・帰る前に暖めておきたいなら、入・切のタイマーがあると使いやすい。

大きさと重さ。 オイルヒーターは9〜15kgと重いので、キャスターで動かせるか、置き場所の寸法に収まるかを先に確かめる。

比較表

商品名消費電力
3段階
重さ
デロンギ
RHJ10F0812-SG
500/700/1200W約11.8kg
デロンギ
ヴェルティカルド RHJ21F1015-LG
600/900/1500W約15kg
アイリスオーヤマ
IWH2-1208M-W
500/700/1200W9.1kg

※各メーカーの公式情報(2026年10月25日確認)。

商品ごとの解説

1

デロンギ RHJ10F0812-SG

デロンギ RHJ10F0812-SGは、500W・700W・1200Wの3段階で使うオイルヒーターだ。メーカー公式の製品ページでは、大きさは幅245×奥行420×高さ640mm、重さ約11.8kg、容量は35m³とされている。フィンに設けた15か所の穴で外周への熱の伝わりを抑え、平均表面温度は約80℃。24時間ON/OFFタイマー(30分刻み)、サーモスタット、転倒時自動電源遮断装置、約80℃以上の異常な過熱で電源を切る安全プラグを備え、キャスターは組み立て不要の折りたたみ式だ。

1時間の電気代は、デロンギの案内する1200Wタイプの目安で最大約37円・中約22円・弱約16円になる。6畳前後の寝室や個室を、タイマーで暖めておきたい人に向く。

2

デロンギ ヴェルティカルド RHJ21F1015-LG

デロンギ ヴェルティカルド RHJ21F1015-LGは、600W・900W・1500Wの3段階で、3台の中でいちばん出力が大きい。メーカー公式の製品ページでは、大きさは幅260×奥行520×高さ650mm、重さ約15kg、容量45m³。平均表面温度約80℃、24時間ON/OFFタイマー(30分刻み)、温度設定ダイヤルのサーモスタット、転倒時自動電源遮断装置、安全プラグ、温度過昇防止装置を備える。

1時間の電気代は、1500Wタイプの目安で最大約47円・中約28円・弱約19円。RHJ10F0812-SGより広めの部屋や、冷え込みやすい部屋で使いたい人に向く。重さが15kgあるので、置き場所までの移動はキャスターを使う前提で考えたい。

3

アイリスオーヤマ IWH2-1208M-W

アイリスオーヤマ IWH2-1208M-Wは、室温を見て出力を切り替える「エコモード」を備えたウェーブ型のオイルヒーターだ。メーカー公式の仕様では、消費電力は強1200W・中700W・弱500W、フィンは8枚、大きさは幅256×奥行375×高さ630mm、重さ9.1kg、電源コードは約1.6m、切タイマーは1〜24時間。適用床面積は、断熱材の有無と住宅の種類で約3〜8畳とされている(下の「向く部屋」の表)。

1200Wで、デロンギの1200Wタイプと同じ段階の出力なので、1時間の電気代はほぼ同じ水準と考えてよい(消費電力×31円/kWhで計算すると、強で約37円、弱で約16円)。3台の中ではいちばん軽く、部屋から部屋へ動かすことがある人に向く。

向く部屋:断熱のよさで、暖められる広さが倍ほど変わる

アイリスオーヤマは、1200Wのウェーブ型オイルヒーターの適用床面積を、断熱材の厚みごとに次のように示している。

断熱材の厚み 木造住宅 コンクリート住宅
なし 約3畳(4.9m²)まで 約4.5畳(6.9m²)まで
50mm 約6畳(8.6m²)まで 約8畳(12.9m²)まで

同じ機種でも、断熱材がない木造の部屋では約3畳、断熱材50mmのコンクリートの部屋では約8畳と、暖められる広さが大きく変わる。デロンギの製品ページにも、断熱のよい部屋か、ときどき使う用途に向くという趣旨の注記がある。すきま風が多い部屋では、窓の断熱を先に見直すと暖まり方が変わりやすい。窓の対策は窓断熱シートの比較でまとめている。

1か月の電気代の目安を計算する

1か月の電気代は「消費電力(kW)×使う時間×31円」で計算できる。電気が入り続けた場合の上限の目安は次のとおりだ。実際はサーモスタットがOFFになる時間があるので、これより小さくなる。

使い方 1日の電気代(上限の目安) 30日
1200Wタイプを弱(500W)で8時間 約124円 約3,720円
1200Wタイプを中(700W)で8時間 約174円 約5,208円
1500Wタイプを弱(600W)で8時間 約149円 約4,464円

最初は強で一気に暖め、暖まったら弱やエコモードに切り替えると、電気が入り続ける時間を減らしやすい。

気をつけたい点と、備えるためにできること

洗濯物を乾かさない・まわりに物を置かない。 製品評価技術基盤機構(NITE)は、2020〜2024年の5年間に主な暖房器具の製品事故が596件あったとして、暖房器具と壁や燃えやすい物との距離を十分にとり、洗濯物を乾かさないよう呼びかけている。オイルヒーターは火が見えないので、上に布をかけたり、すぐ近くに布団や衣類を置いたりしないようにしたい。

シーズンの初めに点検する。 NITEは電気暖房器具について、電源コードやプラグの変形・破損、たこ足配線がないか、本体に変色や変形がないか、転倒時オフ機能が正しく動くかを、使う前に確かめるよう案内している。

暖まるまでに時間がかかる。 オイルを温めて暖める仕組みなので、すぐに暖かくなる暖房ではない。タイマーで、起きる前・帰る前に入れておく使い方が合う。

買ったあと、最初にやること

  • キャスターを取り付け、置き場所の壁や家具から取扱説明書の距離を空ける
  • 電源は壁のコンセントから直接とり、ほかの大きな電気製品と同じタップにつながない
  • 転倒時オフ機能が動くかを確かめる
  • 最初の数日は、温湿度計で室温を見ながら、ちょうどよい段階を探す

※ここに書いた内容は調査時点(2026年10月25日)のメーカー公式の情報で、暖まり方や電気代を保証するものではない。価格と在庫は、それぞれの商品ページで確かめてほしい。

参考にした資料:デロンギ「【マルチダイナミックヒーター・オイルヒーター】電気代はいくらですか?」 https://www.delonghi.com/ja-jp/faqs/%E3%81%94%E8%B3%BC%E5%85%A5%E5%89%8D%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%94%E8%B3%AA%E5%95%8F/a/253341 、デロンギ「オイルヒーター ストーングレー RHJ10F0812-SG」 https://www.delonghi.com/ja-jp/p/hor-rhj10f0812-sg-oiruhi%E3%83%BCta%E3%83%BC-suto%E3%83%BCngure%E3%83%BC/RHJ10F0812-SG.html?pid=0108776316 、デロンギ「ヴェルティカルド オイルヒーター ライトグレー RHJ21F1015-LG」 https://www.delonghi.com/ja-jp/p/oiruhi%E3%83%BCta%E3%83%BC-rhj21f1015-lg-vueruteikarudo-oiruhi%E3%83%BCta%E3%83%BC-raitogure%E3%83%BC/RHJ21F1015-LG.html?pid=0108156302 、アイリスオーヤマ「ウェーブ型オイルヒーター」 https://www.irisohyama.co.jp/products/electrical-appliances/seasonal-appliances/oil-heater/wave-fin/wave-type-oil-heater 、製品評価技術基盤機構(NITE)「ストーブとの程よい距離感が大切です」(2025年10月30日) https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2025fy/prs251030.html 、全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」Q7 https://www.eftc.or.jp/qa/ (いずれも2026年10月25日確認)。

迷ったら、合いそうな1台の商品ページで確かめましょう

上の「先に結論」で自分の状況に近いものを選び、商品ページでサイズ・対応する条件・付属品を確かめてから決めると、届いてからの「思っていたのと違う」を減らせます。価格と在庫は、それぞれの商品ページに出ています。

  1. 1デロンギ RHJ10F0812-SG

  2. 2デロンギ ヴェルティカルド RHJ21F1015-LG

  3. 3アイリスオーヤマ IWH2-1208M-W

結論(状況別のおすすめ)を見る